狩婆(Q)思ふ

四十路の現状確認と葛藤。もりもり働いて  猟銃撃ってたら癌になってもうた。

【癌回顧録】日常からの晴天の霹靂 癌かもしれない何かを発見したの巻

去年の4月だったかな、今年はふと人間ドックを受けようと思ったんだ。

といっても会社の健診だけではわからないこともあるから3年に一度くらいのペースでドックはこれまでも受けてたんだけど、気がついたら4年くらいドックは受けてなかったことに気がついて。

あと1年前に胸にしこりを見つけて近くの小さい病院にいってて、水疱だよとは言われてたけど、最近でっかくなってるし、もう40過ぎてからドックに行ってないしなあと思ってね。

まあ結局ドックの病院が大人気で予約とれたの夏なんだけどね。

 

2015年の夏
人間ドックへ

胸のエコー中、おしゃべりだった技師が無口になる。
突然の無言で真剣な表情のまま5分以上ずーーーと同じところを確認中。
技師さん「はい、終了です。そこのタオルで体拭いたら、そこのファイルを持って隣の部屋で次の診断してください」
と、あんなに出だしはおしゃべりだったのに顔も見ないで機械をいじりながら漂う微妙なよそよそしさ。

ええ!こんなわかりやすいリアクションあり???と不安しかないまま退席。

まじか
やばいかなって思った、というより技師の不安感を感じ取った感じ。

共鳴しちゃった。

 

この日のドックは血液検査やメダボ等、今日わかるものは問題ないと、あと胸はねえ、後日結果みないとわかんないけど、良性でも大きいから年内に取っちゃったほうがいいかもねえ。

と言われて終了。

 

もうね嫌な予感しかしなかったんだ。
理由は、祖母が子宮(卵巣?)癌で死亡してて父と叔父は胃がん(二人とも初期発見でもりもり元気に在命中)まあ見事に癌家系。
わたしもいつかなると若い頃から妙に確信していて20代後半に生活に余裕ができてからは手厚いがん保険医療保険などばっちり加入していたんだ。

あと、こうゆう時は素直に直感に従おうと思って、必死で仕事して、いつ休みに入ってもいいように先の事を準備して誰が見てもわかるようにまとめたり、引き継ぎ的な文書を仮作成しておいたり、手術などで長期休暇取る場合のことも考えて休職方法とか傷病申請などを調べて空の申請書とかフォルダにまとめておいてたの。
今考えても、どうして結果がでる前にそこまでしたのか本当にわかんないんだけどね。


2週間後
ドック結果郵送で到着。
『右乳房に腫瘍あり要精密検査 マンモグラフィの予約を入れてください』とある。
ドック専門病院で入院施設がなかったから、事前に電話してマンモ等続きの診察は別の病院で行うので紹介状を書いてもらえるか確認してから検査結果を聞きに言った。

ここで出会う乳腺専門外来の先生にはとても感謝している。
いろんなことを丁寧に教えてくれて、今後の治療のアドバイスもいただけた。
先生は渋ったんだけど自宅と職場から徒歩圏内にある国立病院に紹介状を書いてもらった。
(先生が渋った理由は術例が少ないこと、でもちょっと調べるから!といって15分くらいかな、この病院の担当になるであろう先生について調べまくってくれて、最終的に担当医指定で紹介状を書いてくれた。)
この時は歩いていける利便性を優先して病院を決めてしまったけど、今となったらもっといろいろ考えても良かったかも。

この日に先生に教えてもらったこと
■右胸に3センチくらいの嚢胞内腫瘍があること
■マンモをしてあまり意味がないから私なら無駄な検査は省いてすぐに切除するよとアドバイス
■嚢胞内に腫瘍があるから切除をしてから病理にまわして初めて良性か悪性かがわかるということ。
■先生の経験上、大きい病院とか国立系は手術が上手い人もいるが下手な人が多い(まじか!w)
■もし手術前に行う検査の段階で細胞検査を行い組織を採ると言ったら拒否するように!と。
仮に悪性の場合、嚢胞の中の体液にはがん組織がある可能性があり組織を採る時の注射で嚢胞からその体液が漏れて癌がひろがってしまうリスクも若干だけど可能性としてあるということ。
あとは結局この手の腫瘍の場合の注射での細胞検査はあまりあてにならないんだよ、と、あくまで腫瘍切除後の病理検査で良悪の判断をおすすめします。とおしえてくれた。
     
また、上記の先生の考えも一緒に紹介状に書いておきますよ。
あと、状況をご自身で理解の上、自ら発言していってくださいね、なるべく早く予約をとって病院に行くようにと。

ああ、今思い出してもいい先生だったなあ。

 

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