狩婆(Q)思ふ

四十路の現状確認と葛藤。もりもり働いて  猟銃撃ってたら癌になってもうた。

心身一元論 心身ともに平安を望むの巻

心頭滅却すれば火もまた涼し
まあ、根性論って大嫌いなんだけどさ。
ただ、心身のコントロールがある程度、できる余裕がある人間になりたい。
 
がん治療が終わったのがたしか2015年の年末だったかな。
そうすると治療後1年と8ヵ月くらいかな。
もうすぐ術後2年の経過観察の予約が入ってる。
 
今年の夏は暑さや直射日光に弱くなってる自分に驚いたなあ。
そういえば、昨年の夏はがっつり療養しててほとんど外にも出てなかった。
体力の完全なる回復がいつになるかなんて、まったくわかんなくなってきた。
病前に戻る。
という発想自体を変えなきゃいけないと気がついた夏だった。
 
ここが悪いです、という決定的な病名はない。
でも調子悪い。
今月はまた頭痛かったり、微熱でたり、あちこち痛かったり、体がだるい。
こうゆうことに慣れてないので非常に気持ち的にもしんどい。
未知なる病後の体の変化と未知なる更年期でホルモンと免疫のとっちらかり状態
 
でも職場ではそんなの見せないように笑顔を振りまいてるんだけどw
その方が、楽だし、そうすることでなんとなく自分と取り戻すというか、
それ以上落ちないようにしているというか。
 
そんな時に職場にいる癌パイセンからマジ顔で『体調がすぐれなくて気持ちが落ち込んだときどうしてますか?』
と声をかけられた。
 
癌パイセンはわたしより若いんだけど、20代のときに甲状腺癌がみつかってばっさり周辺込で切って
結構大変なものだったらしく術後15年再発がなければ大丈夫といわれ、いまは13年目らしい。
再発期限が15年て、目の前がクラクラしちゃうなか頑張ってて。
わたしが体力回復に焦りと戸惑いを感じていたときに、声をかけてくれたんだ。
10年をすぎたあたりからやっと体力に自信がついたので、まだ1~2年でしょあせっちゃだめだよって。
あの時はうれしかったなあ。
 
そんな癌パイセンも経過観察は良好ながら、なんか今年の夏は体調がわるい。というのが続いてて
鬱々としてしまってるらしい。
配偶者にも、これ以上心配させたくないし、状況をうまく伝えらればいもどかしさ
親からのもう大丈夫でしょというプレッシャーなどでかなり鬱々してた。
すげえ、わかる!わたしも外面いいからヘラヘラしてるけど、おんなじだよ〜!と
マジ凹むよね、夜とか心が修羅場で最悪だよね。
病院じゃあ解決しない体調の悪さなんなの?狂言じゃあねえしとか、ネガティブな話なのに盛り上がるふたり
 
なんか、相談ベースで始まったけど、私の方まですこしスッキリした。
スッキリというか何も解決しなくても、自分だけじゃないというか、私がおかしいのかな、
と漠然とした不安があったんだ。
なんかどこも悪くないのに調子悪いっていってる狼少年化してるんじゃないかとか、そう思われてるんじゃないか
とか。
この微妙な辛さを人に説明するのも面倒で、でも、自分のことは自分にしかわからないんだし、
なんか、いいやとすこし楽になった。
メンタルケアで病院はいってるか聞いてみたら、メンタルで病院にいくのに抵抗があるとのこと。
まあわかるよね、わたしは以前、復職から退職のときにいってみたけど、どう話していいのかわからなくて
こんな話に時間をとってもらっていいのかとか、先生との向き合い方がわかんないだよねえ。
職場には産業医もいるから、まずは気軽に産業医と話すものありかもね、とかふたりで話してた。
最終的には『猫飼うといいよ』ってオチにしてしまって、パイセンには悪かったけどw
 
まあ、かたや、癌治療中すらアルコール飲み続け節制してない適当なわたしと。
癌になってから体にいいことを心がけているちゃんとしてる癌パイセンとは多分違いがあるんだろうけど。
 
しかし、そうか、13年たっても安定しない時というのはあるんだなとハッとした。
 
体調がわるいと心にもわるくて、心がわるくなると、本当にネガティブ思考の泥沼だよね。
自分にも人にもいい状況とはいえないよね。
でもあまり無理しすぎてもよくないし、いい塩梅ってのを探すしかないよね。
むずかしや、むずかしや、ああむずかしや、むずかしや。
むずかしいぜ、夏。
 
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